最近、オリラジあっちゃんのヴィーガンについての動画を見ました。
ヴィーガンとは、卵や乳製品を含む動物性食品をいっさい口にしない「完全菜食主義者」のことです。
ヴィーガンの人たちは、人間ができる限り動物を搾取することなく生きるべきであるという主義のもと、完全菜食主義を実行しています。
動画を見て私もヴィーガンになろうかなと思いましたが、色々考えてやっぱりやめました。
理由は、植物だって生きていると思ったからです。
ヴィーガンにはならないけれど、畜産物を食べる時はできるだけ動物に苦痛を与えないように配慮して生産されたものを食べるようにしようと決めました。
今回は、こう考えた経緯について書きます。
何を食べて生きるのか
ヴィーガンは色んな面で良い!けど…
あっちゃんの動画の中で、ヴィーガンは
- 環境
- 飢餓
- 倫理
- 健康
この4つの視点から良いという話をしていました。
動画を見て「私もヴィーガンになろうかな?」と思ったのですが(単純)、何かひっかる部分があったのでもう少し調べてみました。
人間は他の命をいただいて生きている
一番ひっかかったのは、「倫理 」の部分です。
大量に効率よく肉や卵や牛乳を生産するために動物の命が扱われていることは良くないと思います。
例えば、ほとんど動けない狭い空間で大量に動物を飼育するなどです。
でも、だから植物だけを食べれば良いというのはちょっと違うような気がしました。
植物だって生きているし、人間の都合で管理されて大量に生産されています。
さらに言えば、植物を育てるために、虫などの小さな生き物の命が奪われています。
その上、動物と植物の境目がはっきりしているわけではありません。
そう考えると、そもそも人間は他の命をいただかないと生きていくことはできません。
自分が納得できるかどうか
では、何を食べるのが良いのか。
それを判断するのは、「自分が納得できるかどうか」だと思います。
私としては、生きていくために他の命をいただく必要があるなら、いただく命ができるだけ苦しい思いをせずに生きて欲しいと思いました。
植物は…野生のものだけを食べるというわけにはいかないし、管理されて大量生産されていてもあまり心が痛まないので今のままで良いことにします。
動物については、日本の畜産業の仕組みが、多くの動物にとって苦しい思いを強いてしまう原因になっているようです。
この本が具体的でわかりやすかったです。

アニマルウェルフェアとは、動物福祉のことです。
動物福祉に配慮されずに生産された食品ではなく、配慮して生産された食品を食べることがまずは自分にできることかなと思います。
とりあえず、卵は「平飼い卵」を買うことにしました。
平飼い(ひらがい)とは、狭いケージを積み上げて飼育するケージ飼いに対して、鶏を地面に放して飼育する養鶏法のことです。
平飼いにされた鶏は、地面をつついたり砂浴びをしたりするなど、本来の習性に沿った行動をすることが出来ます。
「環境」、「飢餓」、「健康」 については、動物性食品を食べる量を減らせば良いかな、と思います。
できるだけたくさんの命が幸せであって欲しい
あっちゃんの動画を見るまで、自分が食べている肉がどのように作られているのかを知りませんでした。
それを知る良いきっかけになったと思います。
「『自然を守ろう』ってどういうこと?」というテーマの哲学カフェに参加した時にも感じたように、
動物(哲学カフェの時は「地球」)がどう思うかというのは、結局は人間がどう思うかなんだな、と思いました。
自己満足だし理想論かもしれないけれど、それでもできるだけたくさんの命が一緒に幸せに生きていける世界を目指したいと思います。
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