こんにちは!紺です!!

もし、仕事に行くのがしんどくなって休職したら、どんな経過になるんだろう…?
こんな風に思ったことありませんか?
実は私、勤務4年目で突然仕事にいくのがしんどくなり、適応障害と診断されて約1年休職しました。
その後復職が困難だったため退職することになり、現在は傷病手当を貰いながら自宅療養しています。
なかなか体調が良くならず不安な日々が続きましたが、
休職して自分を振り返ることによって「これからは自分を大事に生きていこう」と思え、今は前向きになれています。
この記事では、精神疾患に関する制度の専門家である私が、適応障害で休職してどのような経過をたどったのかを紹介します。
休職半年前:体に異変が出てくる
休職することになる半年ほど前くらいから、休日になると異様に疲れやすくなる。
「なんかおかしいな…」と感じて
- 血圧を測る
- 肉を多く食べる
- 漢方を飲む
などしてみる。
しかし変化は感じられず。
仕事のある日はそれほど気にならなかったので、「まぁいいか~」と気にしないようにしていた。
休職することになる
2022年の4月に入ったころ、体のだるさがかなり強く、動くことが辛くなる。
そこで、2日ほど休むが全く回復しない。
「少し長めに休まないと仕事ができない…」と思い、休職を決める。
体がだるくて動けないため、1か月ほど仕事を休ませて貰いたいことを上司に相談。
そして、休職の診断書を貰うために心療内科を受診し、
医師と相談して2か月休職の診断書を貰う。

休職開始から1~2か月目ごろ:復職しようとするができない
休職が決まってしばらくは一日中ずっと体がだるく、座っていることすらしんどいので毎日ほとんど寝て過ごす。
1か月が過ぎたころから少しずつ体のだるさが改善していく。
復職を予定していた6月中旬ごろには復職できそうだと思い、上司と相談して復職の日を決める。
いざ明日から復職だという日、
突然 休職しはじめた時のような体のだるさがぶり返し、行くことができなくなる。
ここから体調を回復するのは長期戦になりそうだと感じ、通いやすいクリニックに転院して治療を続けていくことになる。
転院について
初めに通院していたクリニックの先生とは相性があまり良くない感じがしていたため、
長期戦になることを感じた時に転院を決める。
転院の手順は
- 転院先のクリニックの初診の予約を取る
- 心療内科の初診は2週間~1か月ほど先になることが多いため
- 現在通院中のクリニックで紹介状を書いてもらう
- 現在の主治医には「転院したいので紹介状を書いて欲しい」と伝えた。
- 理由は「そちらの方が通いやすいので」ということにしようと思っていたが、聞かれなかった。
- 紹介状を持って転院先のクリニックを受診する
- 紹介状があると診断が正確になる。
ちなみに、傷病手当をもらう際の注意点
傷病手当の受給開始日は、初めて受診した日を起点として計算される。
心療内科の初診は1週間以上先の予約しか取れないことが多いので、メンタル不調を感じたらできるだけ早く受診予約をとることをおすすめする。
また、転院する場合は、新しい病院を受診してから前の病院で診断書を書いて貰うと空白期間ができない。
休職開始から3~5か月目ごろ:休んでもなかなか良くならない
体調は一進一退でなかなか良くならない。
「ゆっくりしないと治らない」とは思うものの、何もしていないことに罪悪感がある。
良くなっていっている実感がなく、「このまま治らないのではないか?」という不安に襲われる。
それでも、ほんの少しずつ回復していき、
「何もできないから何もしなくていい」と思える日も出てくる。

休職開始から6~7か月目ごろ:リハビリ勤務を目指す
波はあるものの、体調の良い日が増えてくる。
朝カフェに出かけたり、軽作業として数独をしてみたり、YouTubeを見ながら運動をしてみたりができるようになる。
休職6か月目ごろ、「そろそろ復職の準備をしていこう」と思い、リハビリ勤務をすることを考える。
主治医に相談した所『まだ仕事ができる状態ではなさそうなのでもう少し様子を見ましょう』と助言を受ける。
職場にもそのことを伝えると『あと3か月は待つつもりなのでゆっくり行きましょう』と言われる。
ただ、この言葉は、私にとっては「あと3か月しかないのか…」とプレッシャーでした。
具体的にいつまで休職可能なのか知りたかったのですが、聞くと「復職する気あるのか?」と思われそうな気がして聞けませんでした…。
(※休職可能な期間は、会社によって個別に決められています。)
休職開始から8~10か月目ごろ:リハビリ勤務開始
この頃から、友人の勧めでカウンセリング受けることになる。
主に、仕事との向き合い方について話を聴いてもらう。
保険が使えないので自費だが、自分への投資だと思うことに。
そして休職9か月目ごろからリハビリ勤務をすることになる。
リハビリ勤務は法律的な決まりがないため、職場との相談が必要。
私の場合は
- 主治医にリハビリ勤務が可能な状態かどうかを確認
- 主治医の許可があれば、職場にリハビリ勤務をしたいことを相談
- どのような勤務形態で行うかを職場と決める
- 主治医に「リハビリ勤務が望ましい」という内容の診断書を作成してもらい、職場に提出
という流れでした。
初めは週3日、午前中だけの勤務を行う。
1か月ほど半日勤務を続けた後、週3日の全日勤務を開始。
午後からはかなり疲労しており何度も帰ろうと思ったが、「あと〇時間だけ頑張ろう…」と自分を励ましながら仕事をする。
しかし疲労が強く、復職することは不可能と判断。
リハビリ勤務2か月目で2回目の休職を決める。
2回目の休職
2023年1月から2回目の休職。
主治医にもう一度休職の診断書を書いてもらい上司に報告すると、『この先どうしていくか考えていこう』と言われる。
常勤ではなく、非常勤での復職も相談できると言って貰えたものの、あと3か月で復職が条件だった。
「3か月で復職は無理だ」と感じて退職を決意。
1月末に退職となる。
退職後も継続して傷病手当を貰うときは
傷病手当は、退職後も継続して貰うことが可能。
受給できる期間は、支給開始日から通算して1年6ヵ月。
退職日に出勤すると受給対象外になってしまうため、注意が必要。
また、退職後も傷病手当を受給する場合は失業保険の受給を遅らせることも可能。
手続きは、ハローワークで行う。
その後~現在
退職後、傷病手当を貰いながら5月現在も療養中。
体調の波があり、遠くまで出かけられる日もあれば、1日中寝ていないと辛い時もあります。
今後は体調をみながら非常勤の仕事をしようと思っています。
貯金はあまりできなくても、健康を優先してぼちぼち生きる…!

まとめ
元の職場に復職することはできませんでしたが、ずっと無理を続けていたのでいつかこうなっていただろうなぁと思います。
休職したことで自分の生き方を見つめ直すことになり、自分にとっては必要な時間だったのかなぁと思います。
今後どうなったのかも、また書いていきたいと思います!
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