哲学カフェ【自己肯定感と欠乏感】

哲学カフェ

先日、哲学カフェに参加しました。

哲学カフェとは、身近なテーマに関してみんなでじっくり話し合い、ともに考えるプロセスを楽しむ場です。

「哲学」とついていますが、できるだけ日常の言葉を使って、自分たちの身近な問題に引きつけて話します。

テーマは【自己肯定感と欠乏感】でした。

その時に印象に残ったことについて書きます。

印象に残ったこと

特に印象に残った話は次の3つです。

1.他人からの評価

「自己肯定感」とは、自分が自分を評価できるかということです。

字面だけ見ると自分だけの問題のように思えます。

しかし、他人からどう評価されている(と思う)かによって、自分の評価も左右される面があります。

ただ、他人からどう評価されようが「自分はすごい!」と思える場合もあります。

2.自分が自分である根拠

「これが自分だ」と言える、他の人にはない部分がなくて不安になる、という話が出ました。

理想と現実にギャップがあったり他の人がすごいように思えたりすると、不安になるようです。

3.ダメな自分も認められること

「できないこと」や「失敗すること」もあります。

そういうことだってある、と思えれば自己肯定感が下がらずに済みます。

これは、自分を好きだと思うこと(自己愛)にも関係がありそうです。

まとめ:自分の外側にあったものが内側に見つけられた

今回参加して発見したことがありました。

それは、「理想」という自分の外側にあったものが、自分の内側に見つけられたから「自分は自分だ」と思えるようになったということです。

観念的な事なのでまだうまく説明できないのですが…。

私が高校生~大学生くらいの頃、自分が何者でもなくてその他大勢に埋もれてしまいそうな不安がありました。

ピアスをいっぱい開けたり奇抜なファッションをしたりして、個性的な「自分」というものを作っていました。

強くなったような気がして自信も湧いてきますが、すごくエネルギーを使って疲れるので、時々は「その他大勢」に紛れる日も必要でした。

でもある時ふと、「こんなことしなくても自分は自分でいられる」と思えて、個性的なファッションはだんだんしなくなりました。

なぜそう思えるようになったのかずっとわからなかったのですが、今回の哲学カフェで皆さんの話を聞いていると、

「外側にあったものが内側に入ったんだな」と急に気づいたんです。

急に何かに気づくことがあるというのは、哲学カフェの魅力の1つです。

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