先日、哲学カフェに参加しました。
哲学カフェとは、身近なテーマに関してみんなでじっくり話し合い、ともに考えるプロセスを楽しむ場です。
「哲学」とついていますが、できるだけ日常の言葉を使って、自分たちの身近な問題に引きつけて話します。
テーマは【ルールと自由】でした。
その時に印象に残ったことについて書きます。
印象に残ったこと
特に印象に残った話は次の3つです。
1.「~からの自由」と「~できる自由」
「自由」には、「~からの自由」と「~できる自由」の2つがあるようです。
「~からの自由」は、制限されているものから解放されることです。
例えば、支配されていた人たちが支配されなくなることです。
「~できる自由」は、行う権利を得ることです。
例えば、選挙権がなかった人たちが、選挙権を得て投票できるようになることです。
これを踏まえて自由をルールの視点から考えると、
ルールによって自由を制限されているとも言えるし、ルールによって自由を得ることが出来るとも言えます。
2.ルールを守らないと人が死ぬ
なぜルールがあるのかという問いに対する一つの答えとして、「ルールを守らないと人が死ぬ」ということが考えられます。
ルールがないと不公平なので争いが起こり、最悪の場合は人が死にます。
新型コロナウイルス感染症が拡大している時、外出を自粛するというルールがないと感染が拡大し、人が沢山死ぬことになります。
ルールがないと最悪の場合は人が死ぬことになるのではないでしょうか。
3.自分ルール
ルールは皆が守るものだけではなく、自分だけが守る「自分ルール」というものもあります。
例えば、朝ごはんは必ずお米を食べることにするとか、朝は5時に起きるようにするとか。
自分で制限をかけて不自由になっているようにも思えますが、ルールを守ることによって迷う必要がなくなるため、別の自由が得られているとも言えます。
ルールがあることは、効率が良くなることでもあるようです。
まとめ:ルールと自由と公平
ここから先は私一人で考えたことなので、違うんじゃないかということがあれば教えて頂きたいです。
ルールをどれくらい厳しくするかによって、「公平性」が変わってきます。
「公平」とは、もともと力のない人からすると嬉しいことですが、もともと力のある人からすると嬉しくないことです。
公平度が100パーセントになると平等になります。
平等になると努力が無駄になったり個性が無くなるような気がするので、あまり良くないのではないかと思います。
どのあたりの公平が妥当なのかをどうやって決めるのかは、難しい所だと思います。
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