臨床心理士(公認心理師)の仕事内容 【精神科デイケア】

仕事

こんにちは!紺です!!

心理職って、病院では実際どんな仕事してるんだろう?

今回は、そんな疑問にお答えします!

私は精神科クリニック併設のデイケアで臨床心理士として5年間勤務していました。

現在は精神科病院で相談員をしています。

今回は、精神科デイケアで臨床心理士(または公認心理師)がどんな仕事をしているのか紹介します!!

精神科デイケアとは

「デイケア」と聞くと、高齢の方が利用できるサービスを思い浮かべる方が多いと思います。

精神科デイケアは、精神疾患のため生活のしづらさを抱えている方が同じ立場の人たちと一緒に様々な活動(プログラム)を通して、よりよい社会参加をめざすリハビリテーションの1つです。

年齢に関係なく、医師の指示があれば利用可能です。

詳しくはこちらのホームページがわかりやすいと思います。

以下で紹介する仕事内容は一例で、職場によって様々な業務があります。

精神科デイケアでの臨床心理士の仕事

精神科デイケアに勤務する臨床心理士(公認心理師)の仕事を4つ紹介します。

1.プログラムを運営

企画・準備

1か月のプログラムを企画・準備したり、年間のレクリエーションプログラムを企画・準備したりします。

例えば…

  • 運動プログラム
    事前に市民体育館を予約する。
    当日は必要な用具や飲み物を準備する。
  • 外出プログラム
    移動方法、料金、時間を調べる。
  • レクリエーション
    メンバーさん(利用者さん)とミーティングを開催して企画する。
    必要物品を準備する。

といった感じです。

メンバーさんにも手伝ってもらいながら進めていきます。

レクリエーションの時にはメンバーさんと一緒に出し物の練習をすることもあります。

実施

事前に準備した計画に沿ってプログラムを実施します。

プログラムは必ず参加しなければならないわけではないので、メンバーさんの様子を見て負担になりすぎないよう声掛けをします。

メンバーさんの相談に乗る

プログラムの間には自由時間が結構あります。また、プログラムに参加しないメンバーさんもいます。

そんな時に個別でメンバーさんの相談に乗ることもあります。

雑用

備品を注文したり、スタッフからメンバーさんに出す手紙を書いたり、1か月のプログラム表を作ったりなど、プログラム運営に必要な雑用が色々あります。

また、実習生の指導をすることもあります。

2.記録を書く

毎日の記録

デイケアに参加したメンバーさんの記録をカルテに記入します。

特に気になったことがあったメンバーさんは主治医に報告します。

支援計画を立てる

メンバーさんと定期的に面談を行い、目標を共有して支援計画を立てます。

その振り返り行って支援計画を修正します。

3.カンファレンスを開催

デイケアスタッフ内でのカンファレンス

気になるメンバーさんについてのカンファレンスを定期的に行います。

その時に使う資料をまとめておきます。

院内カンファレンス

外部の講師を招いてカンファレンスを行うこともあります。

その時に使う資料をまとめておきます。これは結構大変です。

また、他機関のデイケアに研修に行くこともあります。

4.心理検査

普段はデイケアのスタッフとして仕事をしますが、外来患者さんの心理検査を行うこともあります。

精神科デイケアは面白い!

精神科デイケアの仕事はメンバーさんと一緒に過ごす時間が長いです。

その分、ふとした時に話した言葉やプログラムに参加されている様子など、色々な角度からメンバーさんを理解することができます。

対応に困った時は別のスタッフが助け舟を出してくれることもあります。

チームで支援できるというのはデイケアの醍醐味です。

私は実習でデイケアに参加するまでは「臨床心理士としてカウンセリングがやりたいんだ!!」と思っていましたが、参加してみるととてもやりがいのある仕事だと思いました。

その経験が現在の相談員の仕事にも繋がっています。

精神科デイケアについてもう少し知りたい!という方は、こちらの記事もおすすめです!

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