こんにちは!紺です!

精神科訪問看護ってどんな仕事なんだろう…?
こんなこと気になってませんか?
精神保健福祉士として精神科訪問看護歴4年の私が、そんな疑問にお答えします!!
役割1:病状悪化の予防
精神科訪問看護の一番の目的は、患者さんの病状悪化を予防することです。
なぜなら、精神疾患は「完治する」ことが難しく、病気をコントロールして付き合っていく必要があるからです。
病状悪化の予防のために、精神科訪問看護では次のような仕事をします。
① 服薬サポート
薬を飲み続けるのは私たちが思う以上に大変なことです。
調子が良い時が続けば、自己判断で服薬を中断してしまうこともあります。
「診察の時は言えなかったけど、薬について不安がある…」という患者さんもいます。
訪問看護では患者さんのそんな部分をサポートしていきます。
② 医師との連携
診察だけではわからないことを訪問看護でキャッチし、
その情報をもとに医師と連携して患者さんをサポートします。
訪問看護で生活の様子を見させてもらったり、話をしたりすることで、
患者さん自身が気づいていない体調の変化に気づくことができます。
また、患者さんが診察の時には伝えられなかったことを代わりに伝えたり、
次の診察で話せるようにサポートすることもあります。
役割2:地域の支援関係者との連携
精神科訪問看護では、地域の支援関係者との連携もしています。
なぜなら、地域の様々な支援を活用することが、患者さんの社会生活の助けとなるからです。
具体的には、
- 障害者支援施設
- 市区町村の障害福祉課
- ヘルパー事業所
などが挙げられます。
これらの関係機関に患者さんを紹介したり、情報を共有して一緒に支援していきます。
訪問看護は病院の中ではなく外に出て行くからこそ、
地域の関係機関とも連携して患者さんをサポートすることができます。
患者さんとの信頼関係を築くことが重要
ここまで読んで、
「訪問看護スタッフが伝えたいことって患者さんにうまく伝わるの?」
「聞きたいことを患者さんが話してくれるの?」
と思うかもしれません。
そうなんです…!
そこが精神科訪問看護の一番難しいところです……!!!
そのため、患者さんと信頼関係を築くことがなにより重要です。
でも、なかなかうまくいかないこともあります。
だからこそ、奥深くて面白い仕事だなと思っています…!!!
まとめ
精神科訪問看護の主な役割は
- 病状悪化の予防
- 地域の支援関係者との連携
です。
これらを行うためには、患者さんと信頼関係を築くことが重要です。
精神科訪問看護は、病院の中ではないからこそ患者さんのためにできることがたくさんあります。
難しいけど面白い仕事なので、もし興味をもっていただけたなら嬉しいです!
コメント
自分の母と姉も統合失調症でして(もう余裕で慣れましたが)精神病患者に接するのは大変ですよね。それでも紺さんみたいに戦線で頑張ってる人がいるから助かるわけです。これからも応援してますよb
紅星さん、そうだったんですね…。
ご家族にしかわからない、色々なご苦労があると思います。
精神疾患をお持ちの方って独特の魅力があるなぁと思っていて、困ってしまうこともあるけど好きなんです。
力が及ばないことも多いですが、そんな方たちが社会生活を送る力になれたらなと思います!
応援ありがとうございます!!!