教育支援センター(適応指導教室)ってどんなことしてるの?

仕事

こんにちは!紺です。

教育支援センターってどんなことしてるんだろう?

こんな疑問をお持ちでしょうか?

教育支援センター(適応指導教室)とは、主に小中学校を長期で休んでいる子どものために、

学籍のある学校とは別の場所に教育委員会等が用意した公的機関です。

この記事では、教育支援センターで心理職として3年間勤務した経験のある私が、

教育支援センターでどんなことをしているのかについて紹介します。

※自治体によって内容は変わってくるので、一例として参考にしていただければと思います。

1日の流れ

来所~自由時間

朝の会が始まるのが9時頃なので、それまでは自由時間です。

ボードゲームをしたり絵を描いたり、話をしたりして過ごします。

朝起きるのが苦手な子も多いですが、慣れてくると早めに来てみんなと遊ぶのを楽しみにしている様子でした。

朝の会・ラジオ体操

今日の予定・今後の予定を確認して、みんなでラジオ体操をします。

活動

私が勤務していた教育支援センターでの活動はこんなものがありました。

  • 料理
  • 畑で野菜作り
  • スポーツ(卓球、ドッジボール、バレーボールなど)

あとは、季節の行事として

  • ハイキング
  • キャンプ
  • クリスマス会

などがありました。

クリスマス会が近づくと、それに向けてハンドベルの練習をしたり、飾りつけ用の花を作ったり、ゲームを考えたり、司会の原稿を作って練習したりしていました。

昼食・昼休み

昼食はみんなで食べますが、人前で食べられない子は別室で食べることもありました。

その後は昼休みで、好きなことをして過ごします。

ピアノを弾いたり、ゲームをしたり、外でおにごっこやバトミントンをしたりしていました。

自習・カウンセリング

午後からは自習時間で、学校で出されている課題をやります。

自力でやるのは難しいので、職員が個別に教えながらやります。

美術や技術の課題をやる子もいました。

この時間に、心理職のカウンセリングを受ける子もいました。

帰宅

自習後は、学校の授業が終わるより早めに帰宅します。

教職員の方の関わり

教職員の方は日中活動の他に

  • 子どもたちとの面談
  • 保護者の方との面談
  • 子どもたちが所属する学校と情報交換

といった関わりもされていました。

各学校に不登校支援担当の先生がいらっしゃって、その先生が来所されて子どもたちと面談されることもありました。

このように学校との繋がりをしっかり作っておいて、切れ目のない支援ができるように工夫されていました。

また、学期ごとに担当の先生に全員が集まって、不登校支援の研究をされているアドバイザーの先生にも来てもらって、子どもたちの支援方針について会議をしていました。

心理職の関わり

活動を運営していくのが教職員の先生方で、心理職はそのサポートをしていました。

活動に参加できずにいる子の話を聴くことが多かったと思います。

カウンセリングや心理検査も行っていました。

心理職から見た子どもたちの印象を、教職員の方とこまめに共有するようにしていました。

まとめ

自治体によって活動内容は違いますが、イメージを掴んでいただけたでしょうか?

教育支援センターは、1人1人に合ったペースで利用することができます。

もし利用を考えていらっしゃるのであれば、見学・体験も可能だと思うので、一度学校に相談してみてください!

コメント

  1. 紅星 より:

    すごく良い記事ですね。分かりやすいタイトルから、期待以上の情報をゲット出来ました。リアリティーがあるし、具体的ですごくいい👍

    • 紺 より:

      紅星さん、ありがとうございます!
      自分としては、この内容で良いのかちょっと自信なかったのでほっとしました(^-^)

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